母と、本を贈り合う。
先日の母の誕生日に、本を贈りました。
誕生日や母の日に何を贈ろうか…毎年悩みます(^^;母が好きなもの、好きなこと。
昔から旅番組が好き。
「脳内で旅行してるねん。」
京都の実家で、おじいちゃん(私の父の父)のお世話もあって
なかなか家をあけられなかった母。
昨年、おじいちゃんが95歳で天寿を全うして
母もほっとひと息。
と思ったら、京都で同居し始めたおばあちゃん(私の母の母)が認知症。
やっぱり家をあけられない状況が続いて。
「いつかあの観光列車に乗りたいわぁ」
「クルーズも行ってみたいわぁ」
母が話していたことを思い出して。
素敵な景色がたくさん載ってる本がいいなぁ、と。
そして、
「最近文字読むんもしんどなってきたわー」
とも言っていた。
本屋さんでいくつか見てみて、決めました。
1日1ページ、日本の素晴らしい景色の写真。
いつか、この景色を一緒に見にいこうね、という
私の気持ちも添えて。
お礼の電話をくれた母。
「こういうの、ものすごい好きやわあ。ありがとう。」
とすごく喜んでくれた。
そして、後日、毎月送ってくれているお米と
もうすぐ誕生日の次女はーちゃんへのプレゼントと
一緒に送ってくれた、わたしへの本。
なんだか同じような本で、思わず笑ってしまった。
ほんとうは、おばあちゃんに買った本らしい。
今は認知症がひどくなって、本も新聞も読まなくなって
新品の状態で置いてあるから、送るね、と。
巡り巡って私の元に届いたこの本。
大事に、ページをめくろう。